ほくろ・いぼ
ほくろ・いぼって何?
ほくろは、正式には「色素性母斑」といって、良性腫瘍の一種です。皮膚の悪性腫瘍とは異なります。
ただし、ごく稀に悪性腫瘍の場合もあるので、疑わしいものは手術で切除します(保険適用)。
ほくろには隆起したもの、平らなものなど色々な形状があり、小さいものから1cm程度のものまで、大きさも様々です。
また、いぼは免疫力の低下により、皮膚の粘膜にウイルスが感染することでできるとされています。
お顔、首、足の裏など、色々部位でみられます。
気になる部分にほくろ・いぼがある方は、お気軽に大阪市西成区の天下茶屋あみ皮フ科クリニックまでご相談ください。
ほくろ・いぼにはどんな種類があるの?
ほくろの種類
色素性母斑
メラニン色素を持つ母斑細胞が増殖して、何層にも重なりあってできるほくろです。
隆起したものから、平らなものまで形状は様々です。
悪性化する可能性もありますので、急激に大きくなるものは、レーザー治療または外科手術で除去します。
単純黒子
メラニン色素を作るメラノサイトが、お肌の浅い部分で活性化してできるほくろです。
ほとんどのものが2mm程度の大きさで、しみと区別がつかないものもあります。
いぼの種類
扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)
HPV(ヒトパピローマウイルス)に感染することできる、小さくて平らないぼです。
顔によくできるので、ニキビを間違われることがあります。
尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)
HPV(ヒトパピローマウイルス)に感染することできるいぼで、お子様に多くみられます。
痛みやかゆみはありませんが、放っておくと増加して、触れるとまわりに二次感染することがあります。
老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)
「老人性いぼ」ともいわれ、主にお肌の老化が原因で起こります。
首、胸、脇などに、黒褐色の軟らかい隆起状のいぼが複数できます。
20代などの若年層でもみられますが、年齢を重ねるごとにできやすくなります。
首いぼ(スキンタッグ)
汗をかきやすい首では、肌色から茶色の軟らかいいぼができることがあります。大きさによって「スキンタッグ」「アクロコルドン」などと呼ばれます。年齢を重ねるごとに増えていきますが、感染性ではないので放っておいても問題はありません。ですが、「見た目が気になる」ということでしたら、外用薬や内服薬では治らないため、「液体窒素療法」または「切除術」などの方法でいぼを除去します。
ほくろ・いぼの治療方法は?
外科手術
ほくろは良性腫瘍ですが、稀に悪性腫瘍の場合もありますので、疑わしいものは手術で切除します。
切除手術は保険適用で受けられます。
ウルトラパルスCO2レーザー
従来のレーザー治療器よりも細かな調整が可能で、精密に施術できる「ウルトラパルスCO2レーザー」を使って、ほくろを切除します。
今までのCO2レーザーと比べて、お肌へのダメージが抑えられ、傷跡も残りにくく、麻酔なしで施術することも可能です。
ココがポイント!
レーザー治療器を使ってほくろを切除する場合、お肌の下の層まで作用させなければいけないのですが、これが深すぎると瘢痕(はんこん)になりますし、浅すぎるときれいに除去できません。
ウルトラパルスCO2レーザーであれば、そのギリギリのラインを狙って施術することができるので、安全かつきれいな仕上がりが実現できます。
こんなほくろにご注意ください!
ごく稀に「悪性黒色種(メラノーマ)」の場合があります
ほとんどのほくろは良性腫瘍ですが、ごく稀に悪性腫瘍の場合があり、これを「悪性黒色種(メラノーマ)」といいます。
初期の悪性黒色種は、ほくろと見分けがつきにくいため、クリニックで診察を受けないと見逃されてしまうことも。
もし、次のようなほくろがある場合には、お早めに大阪市西成区の天下茶屋あみ皮フ科クリニックまでご連絡ください。
こんなほくろはありませんか?
- 急に拡大した
- 色むらがある
- 左右非対称の形をしている
- ほくろとお肌の境目がギザギザしている
- ほくろのまわりに色素班(染み出し)がみられる